天使が消えた街 感想
光一くんが出ているドラマを探した所、当時ルーキー!は見ていたのですが、天使が消えた街は知らなく気になったので見てみたら物語に引き込まれてあっという間に全話見終わってしまいました(笑)
取り扱うテーマや主人公の生い立ちなど重いものですが、ただシリアスなだけではなくくすりと笑ってしまう所や和やかな雰囲気もあって、だからこそ一気にシリアスなった瞬間に日常の尊さや絆の大切さを再確認してしまいました
光一くんが演じる主人公の達郎が尖っていながらも、突然現れた兄と最初は衝突しながらも次第に支えになっていく姿が微笑ましかったです
特に序盤の辺りの文句を言いながらも、輝くんの要求するもの探して来てあげたり、口は悪いけど、優しさが溢れる達郎くんはは見てて可愛いかったです
洗濯物を輝くんにみているよう頼んで、仕事から帰った達郎くんが雨が降る中洗濯物をぼんやり眺めている輝くんに、見とけっていったろって怒った後の洗濯物見てたって答える輝くんに論破されたのか、あっそうかってとっさに答えちゃう素直な所がなんとも可愛い兄弟だなと(笑)
ただ、私個人はハッピーエンド主義なので最後の展開には驚くと共にとても切なくなりました
せっかく輝くんの病気が治ったのに、輝くんやたまきちゃんと離れることになってしまった事…達郎くんはたまきちゃんと結ばれると思っていただけに
達郎くんには幸せになって欲しかった…!;;
後、伏線みたいな描写だった達郎くんの手の甲の入れ墨やたまきちゃんとの出会いも気になります
幼馴染のかおりさんが、達郎は昔とは変わったと言ってますが、輝くんとの出会いが一番大きな転機だとは思うのですが、たぶん昔の達郎は物語開始当初の達郎くんよりとげとげしていたと思うのです
そんな達郎とどうやって出会って恋したのか気になっていたので、もう少したまきちゃんと達郎くんの深い話も見たかったなぁと
でもとても感動するし、たくさんの事を学べる作品だと思うので、色んな方に見ていただきたいです
ドラマのタイトルの天使が消えた街…色んな解釈があるとは思いますし、私のは確実に間違いだとは思いますが、タイトルの天使は個人的には達郎くんにとっての居場所なんじゃないかと思いながら
ずっと孤独だった達郎くんにとって輝くん、たまきちゃん、きょうこさんの4人で過ごす時間は短くてもかけがえのないもので、苦労することは多くても満たされていたんじゃないかなと
最終回でお別れすることになって、また一人になって達郎くんの中ではたまきちゃんの存在は生きてると思うし、離れていても輝くんの存在はあるから一人になっても昔みたいな孤独ではないけれど、かつてみんなが揃って笑っていた場所っていうのは二度と戻ってはこないから、天使=居場所見たいなものかなと思いました